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終の住処。

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昨年秋奈良から遊びに来た友人が いたくお気に召した大島のバッグ、是非に作りたいとのご要望で
型紙を送付した所 この度完成したそうで 写メールが送られて来ました。

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通われてるパッチワークのお教室で先生のご指導を受けて 全員が作られたとか.....
知らない所で そんな風にお役に立てた事 とても嬉しく思います。

この事こそ、まさしく私が望んでいる 人から人への喜びの伝導!

花を愛で 犬や猫を愛し 何かを作る喜び etc...etc....
必ずしも楽しい事ばかりが続くとは限らない人生の中に 小さな事にでも喜びを見いだして 「私の人生 悪くは無かったなぁ〜」と思える様に 生きたいと思いますね。

受話器を取るのに慌てて 転んでしまっただけで 母の暮らしが一変してしまいました。
手術不可能のため もう歩く事は出来なくなり 車椅子への移動も補助がいる今の状態では 自宅へ戻る事も無理になりました。

姉と二人で 終の住み家を探す日々が続いてますが 快適なホームも母の現状では受け入れが困難で
次々に諦めなければいけない結果になっています。
介護師さんが24時間常駐している施設は 中々ないのです。
98才という高齢にしては 母の頭が冴えているため 其の個性を損なわない暮らしを させてあげたい、と云うのが私達の望みなのですが.....

「どんな状況になっても 現実を受け止めて こんな生き方もあるよ!と笑顔で語れる様な 生き方をしようね!」と母と話しています。
必ず誰にでも訪れる人生の終盤を如何に過ごすか?
高齢化によって色んな介護施設が充実して行くと思いますが 家族のそれぞれが 無理無く介護に携われるベストな状況を 選択していきたいと思っています。

母は私と暮らせたら嬉しいけど.....云います。
私もそう出来ば.....と思いますが 夫を自宅療養で24時間看護した経験から それはベストな選択ではない事を痛感しています。

あの時、疲れ果てて「一緒に死のうか?」と切羽詰まった思いにかられた時があったからです。
うなづいた夫の其の時の顔が 悲しくて「やっぱり 頑張って生きよう!」と笑い飛ばした日。
看護で辛かった私より 一番辛かったのは 寝たきりの夫だったのに.....

自宅療養を勧めた病院でも 始めてのケースだったらしく 「本当に大丈夫ですか?」と心配顔だった看護師長さんが ひとりで夫の最後を看取った私を「良く頑張りました!」と抱きしめてくれましたが 今まで自宅療養を承諾したケースは皆無だったと聞き 「さもありなん」と思いました。
共倒れになる可能性大だから。

あの時、私を支えてくれたのは 友人や子供達の暖かい言葉でした。
日が経つに連れて ひとりではなかった事を幸せに思っています。

長い間私が感じていた4文字熟語「四面楚歌」がいつの間にか「行雲流水」に変わっていました。

空行く雲や 流れる水のように 一事に執着せず自然に任せて行動する つまり流れに身を任せてあるがままに.....

母が病室で待ってるから これから出掛けます。
お見舞いに戴いた立派なお花が枯れて来たので ベランダのお花を摘んで行きます。
母の大好きなクリスマスローズも添えて.....
Commented by みどり at 2014-04-05 22:30 x
玲子ちゃん

やっぱり叔母ちゃんはもう歩くことは出来ないんだ(涙)
叔母ちゃん現実を受け入れることが辛いだろうね

主人の母も私の母も施設い入っているけど
最後は仕方ないのかなー

理想と現実は違うからねー 
それが一番ベストな関係が保てるかもね

私も研二のことを考えると 不安になってしまいます。
Commented by fuchanmama at 2014-04-05 23:29
みどりちゃん

不安な事色々あるよね。
今、気に入ってるホームの面接が明日の午後に決まりました。
16部屋の内覧会に訪れた人が180名。
驚くような倍率です。
決まると良いけどなぁ〜
Commented by tawrajyennu at 2014-04-06 11:11
こんにちは!
体が動かなくなった時、どう過ごすかって考えてしまいますね。
義母もご主人様と同じような病気で、今はほとんど体を動かせないし
言葉も出なくなりました。
その上、食べ物も飲み込みにくくなって、今は鼻チューブで
栄養を取っている状態です。
自宅で最期まで看てあげられるのが理想でしょうけど
お互いの心身のことを考えると、施設入居も仕方がないのかも。
義母も24時間看護師さんのいる特養に入りました。
(今は肺炎になり、その後の病状もあって病院ですが)

気に入っている施設があったとのこと、入居できるといいですね。
Commented by fuchanmama at 2014-04-06 18:41
tawarajyennuさん
こんにちは!

お義母さん、大変ですね。
夫も度々肺炎になり 不安でした。
辛い病気ですよね。
お世話が大変とお察しします。

今日午後、施設の面接が有り 一週間後に返事がもらえるようです。
姉と二人で 面接の方に頭を何度下げたことか.....(笑)

Commented by ETU at 2014-04-06 22:03 x
今日、このブログを読んで涙が止まりませんでした。
ご主人を24時間看護したこと「すごい」と思いました。
お母様も玲子さんと一緒に暮らせたら安心なのでしょうね。
私も一昨年認知症の母を94歳で亡くしました。
最期の半年はケアーマネージャーのお世話になり施設で過ごしました。半年だったら家で看られたかな?と後悔しました。
でも、今はプロの助けも受けながらの介護がベストと思います。
お母様のお世話も大変でしょうがお世話出来るのも幸せですよ。
また、綺麗なお花の写真や前向きなお話、楽しみにしています。
Commented by fuchanmama at 2014-04-07 00:39
ETUさん
実は私もブログ綴り乍ら涙が止まらなくて......
夢中で過ごした夫の闘病期間、過ぎてみると違った思いが込み上げて来ます。

今日、ホームの面接が有り、母と、姉、3人で入所出来ますように!と祈る思いで対応しました。

姉とのバランスを取り乍ら 介護して行きたいと思っていますので 母と暮らすのを避けました。

義理の仲と云うのは 要らぬ気を使う事もあって やっかいなものです。

お母様亡くされたのですね。
お家で看れたら?と後悔なさったようですが どんな場合でも後に成ると後悔するものです。
きっと精一杯の事なさった筈!悔やまないで下さい。
コメント嬉しく読みました。
ありがとう!
by fuchanmama | 2014-04-05 12:31 | ハンドメイド | Comments(6)

夕日が美しい部屋からの便り


by fuchanmama